何人たりとも生き残れない。

この4冊の雑誌をペラペラとだが読んだ。
掲載されている年は2010~2011年で
リーマンショック後ですね。
(レバレッジ規制前でもある)

ほとんどすべての方が1度資金を大きく飛ばしてます。
その後に猛勉強して資産を増やし
雑誌にまで載るようになった。

しかしながら2016年現在も
現役トレーダーとして生存しているかというと
ブログが無くなっていることからすると
ほぼ全員退場してしまったなと予想されます。

理由はお金を順調に増やせなかったからでしょう。

「なぜ勉強して一時は資金を増やせたのに、
ある時から資金を減らすようになってしまったのか?」

原因はいくつかある。

・いくら勉強しても(がんばっても)
相場の世界ではその努力は無駄に終わるということ。
(徒労はつらいよ~)

・サラリーマンやアルバイトのように
時間と収入が比例して伸びていかないこと。
(安定収入でもない)

・今まで勝ち取った利益が一瞬に消えてしまうと
「俺のあの苦労は何だったんだよ」と
FXなんてもう辞めたくなること。
(辞めたら楽になる~)

・頭脳労働では勝てないこと。
(知識を増やしても勝てないこと)

・感情の無いロボットのように
エントリー&イグジットの単純作業を繰り返さねばならず、
普通の人間なら誰でも抱く損得感情の一喜一憂に
(ヤッタ儲けたぞ。…あれれ今度はマイナス。何じゃそりゃ!!)
精神的疲弊の蓄積でエントリーが雑になること。

一口に言うと
『FXや株は、超絶に難しいビジネス』だから。

私はビジネスというビジネスはギャンブルだと思っている。
儲かるかどうかはやってみないと分からないし、
ほぼ9割がたは失敗に終わるので。
だから相場もビジネスの仲間です。

知識と行動の積み重ねという努力で
何とかなるのが通常のビジネスです。
飲食業でも小売業でも製造業でも。

だが相場は何とかなるもんじゃない!!

辞めて去っていった者たちの気持ちが
体験者である私にはよく分かる。

すべてを完全に忘れ、カタギに戻れ。
シャバの世界で地道に働けばいいさ。
もう戻ってくるなよ。
相場で味わった甘い蜜はきれいに忘れろ!!
な。

error: Content is protected !!