証券アナリストの藤本誠之(のぶゆき)さんは
銘柄選びは社長で決めろと言う。
(2020年12月16日に発売)
1、ホームページに載る社長の写真は感じいいか
2、社長のあいさつ内容や更新頻度
3、話しが分かりやすく、共感できるか
4、失敗経験があるか(経歴)
5、朝令暮改をしてもいい柔軟性があるか
6、役員の顔写真をも載せているところは
人材の入れ替わりが少ない=社内ムード良好
コロナによって会社IRが
会場説明会から動画や音声配信になって
社長の人となりを個人投資家でも確認しやすくなった。
もし興味のある銘柄ならば
株を買う前に社長について必ずチェックを。
なぜ社長で選びなさいなのか?というと
その会社で圧倒的に影響を及ぼすのが社長だから。
業績を左右する舵取りをしているのが社長だから。
任期があるサラリーマン社長よりも
上場して5年10年の創業オーナー社長がいい。
(時価総額100~500億円*)
創業理念が社内に行き渡っているし、
10年後も社長をやっているはずで
中長期の経営計画を立てて経営しているから。
*機関投資家が5%ルールによって買ってこれない
時価総額100億円以下が狙い目だとする。
商売は漢字にあるように売るのが大事。
よってマーケティングが分かっている社長がいい。
「いつどこで誰が何をどのようにいくらで」
この思考がない社長は売上を伸ばせない。
未来への投資を積極的にできる社長もいい。
商品やサービスはいつか陳腐化する。
先手先手と打っていかないと株価も低迷していく。
逐一IRで発表することも判断材料になる。
自社株を買って下さいとPRするのは
自社の熱い想いを知ってもらおうとするマーケティングの1つ。
株主は会社の一番のファンだから
安心して株式保有してもらうために
告知報告するのは顧客思考ができていると思います。
M&Aが巧いかということも注目してほしい。
会社を買収して業績が伸びたり、
社員数が増えたということは
買収が成功した証拠。
過去のM&Aしたその後の変化をチェックして下さい。
多くの社長と会ってきた藤本さんが
おすすめする50社を挙げてみる。
彼はアナリストだから個別銘柄を購入できませんが、
外したら評判下落に直結しますので
そうそうヘンな会社をすすめてこないでしょう。
●パシフィックネット(3021)東証2部
●リグア(7090)マザーズ
●サイバーセキュリティクラウド(4493)マザーズ
●リビン・テクノロジー(4445)マザーズ
●きずなホールディングス(7086)マザーズ
●バルテス(4442)マザーズ
●イード(6038)マザーズ
●モバイルファクトリー(3912)東証1部
●アサックス(8772)東証1部
●オークファン(3674)マザーズ
●ジモティー(7082)マザーズ
●ランディックス(2981)マザーズ
●日本テクノ・ラボ(3849)札幌
●トランザクション(7818)東証1部
●ハークスレイ(7561)東証1部
●識学(7049)マザーズ
●gooddayホールディングス(4437)マザーズ
●ビーアンドピー(7804)マザーズ
●スターティア(3393)東証1部
●日本ホスピス(7061)マザーズ
●KeyHolder(4712)ジャスダック
●サンセイランディック(3277)東証1部
●DMソリューションズ(6549)ジャスダック
●コパ・コーポレーション(7689)マザーズ
●ニッソウ(1444)名古屋
●カクヤス(7686)東証2部
●NexTone(7094)マザーズ
●日本通信(9424)東証1部
●エムビーエス(1401)マザーズ
●LAホールディングス(2986)ジャスダック
●HPS(6597)マザーズ
●日工(6306)東証1部
●東名(4439)東証1部
●IBJ(6071)東証1部
●巴川製紙所(3878)東証1部
●ネオジャパン(3921)東証1部
●アニコム(8715)東証1部
●ニッコン(9072)東証1部
●ピーバンドットコム(3559)東証1部
●地盤ネット(6072)マザーズ
●JALCO(6625)ジャスダック
●JBCC(9889)東証1部
●Lib Work(1431)マザーズ
●ウェルス・マネージメント(3772)東証2部
●テンポイノベーション(3484)東証1部
●前田工機(7821)東証1部
●タカショー(7590)東証1部
●バルニバービ(3418)マザーズ
●自律制御システム(6232)マザーズ
●ポート(7047)マザーズ
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この中で何が一番儲かるかなんて
誰も分からない。
タイミング次第で勝敗が決まることもあるので。
だから参考程度にしましょう。
最後に藤本流株式売買ルールを書きます。
・上がっている株を買う
・落ちるナイフはつかむな!
・底値買いをしない
・10%ダウンで損切り
・移動平均線を参考に(特に25日)
・買った根拠が崩れたら売り払う
・300株(3単位)は余裕で買える銘柄を選ぶ
・塩漬けはNG=ナンピンはしない
・分割利食いする
・現物取引のみ
・投下資金は最大半分まで
・勝率より利益額
・リスクリワードは1:2以上(1:1はダメ)
・最初の1年間は売買の練習を
・1週間で1回取引すれば年50回。だんだん分かってくる。
・空売りには触れていないので買い方のみの人?
私は上記の藤本メソッドには矛盾があると思う。
創業間もない時価総額の低い会社は
億を保有するワンプレーヤーの資金1つで
上下動20%*は簡単に起きりえる。
*玉集めのため
必ず10%以上を揺さぶって”投げ”を拾う。
だから損切り10%ルールを設定していたら
資金がいくらあっても足りない。
損切り貧乏になる。
ローソク足もチャートの形も
素人をハメ込めるように誘惑的に作れる。
だから移動平均線もアテにできない。
ではどうするかというと
まず自分の売買スタイルを築くこと。
売買回数を多くして練習することが必要だとする彼に
私は賛成していますので、
そこから自分に無理なく守れるルールを作り、
それでも損切り10%がベストならOK。
私は変動の激しい銘柄においては
ナンピンを許可していますが、
それも自分の決めた売買ルールならやってもいい。
「株は自分で選べ」
これが私があなたに言うメッセージです。