私は以前にほとんどの株価は
「滑り台」か「山」の形になると言った。
それは「右肩上がり」の形の銘柄は
ほとんどないと言っているようなものですが、
探せばあるもんですね。
しかも上場して20年も経っている。
この2社です。
※探せばもっとあると思いますが
●壱番屋(7630):飲食業(ココイチカレー)
上場日2000年2月10日
●ワークマン(7564):小売業(作業服など)
上場日1997年9月26日
私が驚くのが
この2社ともオールドエコノミー。
最も難しいビジネスとされる
飲食系とファッション系。
飲食は食材価格、廃棄ロス、人件費、天候などで
どうしても利益率が低くなるし、
ファッションは流行に左右されて
失敗したら在庫の山。
サイズやカラーを揃えないといけないので
どうしても在庫を抱えてしまう。
私ならこんなビジネスには手を出さない。
(あなたもするな)
それと2社ともフランチャイズで
店舗数を伸ばしている。
ココイチは全1447店舗中1291店(約90%)で
ワークマンは全858店舗中93.8%が
フランチャイズだと言う。
フランチャイズ方式というと
コンビニが真っ先に挙げられるが、
今現在も本部と子が争っているコンビニと違って
この2社はそんなニュースを聞かない。
仮に過去にあったとしても
(調べていませんけど)
現在は改善されている。
上のチャートを見ると気づきますが、
それまでは横ばいだったのに
何があったのか
(この点をティッピングポイントと言う)
上がる時はドカンと上げていく。
カレー業界のトップシェアを持つ
「CoCo壱番屋」は2015年12月に
ハウス食品の子会社になった。
(持ち株50.9%)
下のハウス食品の30年チャートを見ると
2500円の上値抵抗線を超えた
2017年からドカンと上がっているやんか。
これはハウス食品のカレールーを
ココイチが仕入れてくれるおかげで
儲かっているのだと確信する。
作れば売れるというのはオイシイよね。
しかもココイチはハウス食品との合弁で
海外展開を加速中。
まさに共存共栄のWin-Win関係。
衰退するという陰りがまだ見えない。
一方の「作業服のユニクロ」と言われるワークマン。
まだ今はジャスダック銘柄で
もし東証一部に昇格したら
一体どうなってしまうのか!?
ファーストリテイリングの30年チャート
1999年に東証一部に昇格。
平成デフレ不況とリーマンショック時で
パワーを貯めて(よくがんばったね)
2013年からドカンと爆上げしている。
ユニクロの店舗数は817店。
テナント店もあるので
ワークマンと単純比較できないが、
国内での店舗拡大はそろそろ頭打ち感を否めない。
でももしワークマンが海外進出したら
ユニクロのように株価はさらに伸びていく。
現在ワークマンの海外進出店舗はゼロ。
だから伸びしろ無限大。
【結論】
私が斜陽産業であるとみなしている業種であるが、
壱番屋もワークマンも空売りをするな。
勝ち組だから。
いつの時代でもチャンピオンは存在するものです。