まず自分はバカだと思い知ること。

初心者が相場から退場してしまう唯一の原因は

「自分は勝てる人間である」

と根拠なく過信してしまうことにある。

他人はそうでも
自分は大丈夫(平均以上)などだという盲信。

これを『レイク・ウォビゴン効果』と言う。

(例)
・自分は事故に遭わない
・自分はお酒に酔わない
・自分はいつでも禁煙できる

相場の世界での動かしがたい事実がある。

★9割のトレーダーが1年以内に消えていくという事実。

この事実を知れば
自分は9割に入りそうだと考えてもよさそうである。

が相場には続々と新しい愚か者が参加してくる。

初心者(能力の低い者)ほど
自分はデキる人間だと考えている。

これを『ダニング・クルーガー効果』と言う。

「なぜ低能者ほど自分はデキる人間だと勘違いするのか?」

・自身の能力が不足していることを認識できない
・自身の能力の不十分さの程度を認識できない
・他者の能力を正確に推定できない

➡その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、
自身の能力の欠如を認識できる。


(参考文献)

私は2000年から投資を始めて
株式歴20年くらいですが、
2008年に短期トレーダーに変更した時から
負け続けました。

それ以前は現物株の長期保有で
下がっても売らない戦略で儲かった。
3倍にはなったと思う。

年収200万円のフリーターが
資金を捻出できるのは月数万円。
これでは古い実家を建て替えできない。
3000万円必要。

稼がなきゃと思って短期売買に切り替えたところ、
損切りできないヘタレは常に含み損を抱えた。
(信用取引にも手を出した)

2011年3月11日の津波ですべての資金が流れ去り、
小資金でもできるFXに挑戦したけど
やっては退場、やっては退場。

やっぱり株だと考え直して
30万円を作っては証券口座にぶち込む。
(アコムで借りたのもある)

ああでもないこうでもないと今に至っているわけだが、
なぜ自分はダメだったのか今ならはっきり分かる。

お金を損したくないから
損切りしたくないから
確実に利益を出せる聖杯を探していたから。

つまり損切りできないバカだったのだ。

相場を学べば
誰でも損切りの重要性を知ることになる。

それを知っているあなたはバカではない。

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