ソニーの成長戦略がよく分からない。

ソニーが連日高値更新中ですが、
私は否定的です。
1万円を目指すなんて到底思えない。

★株は成長性・将来性で上がるから。

・ゲーム系(鈍化している)
・音楽系(健闘している)
・映画系(貢献度小さい)
・スマホ、テレビ系(足を引っ張る)
・イメージセンサー系(これだけ伸びてる)
・金融系(安定的だが伸びていない)

下の画像は去年2018年の実績ですが。
(参照)

『ソニーの収益の柱はゲーム部門』

2019年もメイン収入はゲーム部門ですが
それがどんどん衰退している最中です。

2020年に新型ゲーム機PS5を発売予定らしいけど
そんなにインパクトを感じさせない。

スマホのカメラに使われるCMOSセンサーが
今すごく伸びているが、
中国や韓国がすぐにマネしてくる。
いつまで利益を出してくれるわけではない。

「ソニーには次の一手が無い(見えない)」

私はソニーがEVを作るといいと言ったことがある。

EVを歓迎し、ウォークマンにお別れを。
1976年生まれの私たち世代で、 ソニーと言えばウォークマンでした。 (私だけ?) 高校生の時、 ソニーが任天堂のファミコンに対抗して プレイステーション(PS)というゲーム機を販売をした。 私は持ってませんでしたが、 ソフトがカセット式で

でもソニーは
命に関わるような製品には手を出さないと
タレントの中田さんが言っていた。
だからEVはやらないらしい。残念だ。

株は実績だけでなく将来性を買われる。
しかも投資家の財布は厳しいので
買われるとしてもビクビクして買う。
(上げていくなら少しずつ上がる)

私は買いは短期目線です。
ソニー株を買うとしても1月間も保有できない。

だからもし買うなら別の銘柄を探しますが、
あなたはソニーを買いたい派ですか?
私は売りたい派です。

(以下記事)
ソニー株、ショック後高値 電子の目が導く1万円への道

2019/12/10 16:28
日本経済新聞 電子版

ソニー株への買いが加速している。10日は日経平均株価が方向感に乏しい展開の中で売買を伴って上昇し、一時7268円と2002年5月以来、約17年半ぶりの高値を付けた。決算発表をきっかけに株価が急落した03年4月の「ソニーショック」以降の高値を更新したことになる。半導体画像センサーを稼ぎ頭とした中長期的な成長期待から、幅広い投資家の買いが集中しているとの見方が多い。市場では、01年5月以来となる「1万円を目指す」との声も聞かれ始めている。

「『ソニー神話』の復活だね」――。あるベテランの市場関係者は感慨深げだ。トランジスタラジオやヘッドホンステレオ「ウォークマン」など、人々の生活様式に大きな影響を与える数々のヒット商品を生み出してきたソニーの技術力と成長力は「神話」とも評された。その後、パソコンやテレビといったエレクトロニクス事業の不振による巨額の赤字計上など、一時は神話は終わったかにも見えた。しかし、構造改革を断行するとともに、ここ数年の復活をけん引しているのが、光を電気信号に変え、映像化するCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーだ。

小型化や多機能化が進んだCMOSセンサーは、今や高性能カメラへの搭載はもちろん、複数カメラを1台に搭載する「複眼化」が主流となってきたスマートフォン向けに不可欠な存在だ。ソニーのセンサーは世界首位のシェアを誇り「製造業で数少ない成長分野の勝ち組に入れた」(藍沢証券の三井郁男・投資顧問部ファンドマネージャー)との声は多い。

次世代通信規格「5G」の普及に伴い、複眼カメラ搭載のスマホ生産は当面、堅調に推移する公算が大きい。ソニーは1000億円規模を投じて長崎県にセンサーの新工場を建設し、2021年度にも稼働させる見通し。電子の目の役割を果たすCMOSセンサーは医療機器や自動運転にも応用され、成長余地はなお大きいとみられる。

藍沢証券の三井氏は「成長分野のセンサーに加え、着実に利益を継続的に出せる分野が増え、収益のボラティリティー(変動率)が低下している」と指摘する。音楽や映画、ゲーム、金融といったその他の事業も堅調で、収益面の死角は当面、見当たらないとの見方が買い安心感を強めているようだ。特にゲームは、来年の年末商戦に向けて発売する予定の「プレイステーション(PS)」の次世代機への期待が強い。

米有力アクティビスト(物言う株主)のサード・ポイントはソニーに半導体事業の分離などを求めているが、足元の株価上昇は主に半導体事業に対する評価の高まりが背景だ。「サード・ポイントが強硬に声を上げる可能性は小さく、ソニーも自信を持って対応するだろう」(国内証券の情報担当者)と、現時点でリスク要因とみる声は少ない。

今期(20年3月期)の連結営業利益は、米中貿易摩擦の影響などを踏まえて前期比6%減の8400億円を予想しているが、4~9月期の営業利益は同期間として3期連続で最高益を更新するなど堅調で、通期予想の上振れを見込む声も多い。みずほ証券の中根康夫シニアアナリストは11月25日付のリポートで「株価は依然割安で、下落時には自社株買いによるサポートも期待される」と指摘。22年3月期の営業利益は1兆円台と見込み、目標株価を9900円(従来は8400円)に引き上げた。

「業績にはケチをつけようがなく、株価にプレミアムを乗せれば1万円の大台も見えてくる」(ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表取締役)。ソニーの新たな「神話」に、多くの投資家が期待を寄せている。

〔日経QUICKニュース(NQN) 尾崎也弥〕

error: Content is protected !!